DはデジタルのD

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機械に負けて悔しいだけでなく収入がなくなるか

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20130605

将棋電王戦が盛り上がったのは、“プロ棋⼠が、 コンピュータソフトに負けることへの関⼼”にそ の源があったと思うのですが、実は⼈間は既 に、多くの分野で機械に勝てなくなっていま す。

確かにそのとおりです。 機械が人間の能力を上回ることはこれまで起きてきたし、これからも過去以上に起きる可能性が高いです。

問題は、それぞれの人間の能力を単に上回るだけではなく、それにより人間の職が奪われる可能性が高いことです。

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0103/

たとえば、NHKスペシャルのNEXT WORLDという番組の中でやっていましたが、アメリカの弁護士の行っていた判例を探し出すという力仕事は人工知能ソフトウェアで十分可能になってしまい、それに従事していた多数の弁護士が必要なくなるという事態が発生しています。弁護士資格を取得するのに要する時間と努力を考えると恐るべき事態です。

もちろん、再教育によって他の職を得ることはできるはずですが、教育を受ける間は、収入がなくなるのですから大変です。

企業はコストダウンのために、こうした技術は積極的に導入するでしょう。が、クビにした人の面倒を見てくれるわけではありません。つまり、企業の設備投資による個人の損害は、個人が負わなければならないわけです。

これは個人に対して非常に厳しいです。 なんらかの救済手段を社会で用意する必要があると思います。