「ビジネススクールで教えている武器としてのITスキル」~シリーズ読んでない本の紹介
「ビジネススクールで教えている武器としてのITスキル」~シリーズ読んでない本の紹介
なにしろ読んでないので事実誤認など多数あり
- 作者: グロービス経営大学院
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2018/04/20
- メディア: 単行本
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ビジネススクールで教えている武器としてのITスキル https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492046224/tatsuh0a-22/ref=nosim
グロービス初のITビジネスの書。
ITによる新しいビジネスのあり方について丁寧かつ簡潔に述べられている。これまでの会計や人事システムのような社内利用のIT(守りのIT)と、マーケティング・販売など外に打って出るIT(攻めのIT)があるが、その「攻めのIT」とビジネスの関わりの原則がまとめられている。
こうした内容の本はこれまでなかったが、グロービスらしくわかりやすく、コンパクトにまとまっているこの本は、ITを生かしたビジネスを検討しているビジネスパーソンには基礎的な知識を得るのに最適なものかと思う。
現場チックなワタクシとしては、こうしたITシステムは外注では難しく(というかダメ)、楽天やDeNAのような社内開発が必須となることを明記、などけっこう難関となるシステム「開発」の項目があるとうれしかった。
紙幅の制限もあることだし、次に実践編を乞う。
義務教育で必修化された関係があるのだろうが、プログラミングに関する初歩的説明があるのはご愛嬌(^_^;)。
Facebook is not for community, Dr Watson
Facebook is not for community, Dr Watson
かの、シャーロック先生も言っている・・
FB is not “community”, but “social”party", Dr Watson. ”Facebookはコミュニティじゃないんだ、ワトソン君。パーティー、パーティー、社交界なんだよ。” ーーーーーーーーーー コンナ・ドイル「顔写真アルバムのなぞ」
結局は、Facebookは社交の場であって、コミュニティーやディスカッションの場ではない、ということなのだ。
(ということなどとっとと、みんな分かっているのだろうが、ようやく腑に落ちた、というか大きな勘違いをしていたことに気づいたので書いてみた)
Facebookとはなんなのか?
SNSである。そのまんま・・?
いえ、問題は「SNS」とはなにかということなのだ。
Social Network System。つまりソーシャルなネットワークのシステム。
これもそのまんまだが、さらに問題は「ソーシャルネットワーク」なのだ。
いきなりだが、「社交界」の英語を辞書で引いてみると、"social circle"。
サークルというところがいかにも、閉鎖的なイメージを抱かせるが、限られたメンバーで会を催し、「この人は私の姪の夫でして、、」などと上流社会の参加者が紹介しあって友人を増やしていく・・映画などでよく見るあれだ。
Facebookがハーバード大学のディナーパーティのようなところから発展したのもこうした伝統を引き継いでいる、のだろう。
(ハーバードから始まったなど、いかにもスノッブな大学内交流の雰囲気があるではないか。。)
ここから進めると、Facebookは本来の社交界の閉鎖性を取りはらって、コンピュータシステムで簡単に参加できる社交ネットワークサービスを作った、ということになる。
なので、Facebookもそうした機能を持っている。
- 人脈形成 social party
- 継続している人脈 Keep in touch
- この人、いつでもアクセス可能 I’m alive
これは次のように実装されている
- が友達リクエスト。「こんちは、あの人の友達なのよ」、といった感じ。ともだちの紹介があることが望ましい。
- がプロフィール。個人のプロフィール(個人ページ)が読め、なんとでも連絡がつけられる。メッセージなどでいつも連絡を取り合っていると望ましい
- がウォール(今はそう呼ばないが)。壁に向かって叫んだり(笑)、画を描いていればコイツは生きてる、と伝わる
しかしながら、昔の社交界のように核となる主催者、人物の紹介役がいるわけではない。
各人が勝手に紹介し合う、ともだちのともだち、という形で順繰りに友人関係が広がっていくのだ。
各人が紹介し合い友人を増やしていくのはやや弱みがある。主催者など核となるメンバーが紹介者となるのが、効率いい、はずだ。(椿姫のヴィオレッタのような主催者、人気者・・)
紹介してくれる人がいないときは、人脈形成に自分自ら強く積極的になる必要がある。Facebookに参加しているだけではダメだ。これは遠慮し合ってしまって、つい小さなグループに固まってしまいがちだからだ。
というわけで、こうした会Facebookは「皆が集まるお楽しみパーティー」であって、決して意見交換会や討論会ではない。
(話はいきなり結論になってしまう(^_^;))
”つまりだな、Facebookにディスカッション・インフラを期待するのは無理、ということだ。”
ーーーーーーーーーー コンナ・ドイル「顔写真アルバムのなぞ」(解決編)
星野源のMVは正直なようでいて実は巧みなマーケティング
星野源のMVは正直なようでいて実は巧みなマーケティング
星野源のMVには音楽ビデオ全編が入っているわけではない。
星野源 - ドラえもん 【MUSIC VIDEO & 特典DVD予告編】 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=ypRTzt1KrF8
これはタダでMVを全編、放映してしまうと、お金を払ってDVDを買う人に申し訳ない、お金を払う人を優先しよう、というのが彼のいう理由で「なるほど」と思った。
が、よく考えたら。。
通常のファンはCDをレンタルするだけだ。
なので、そもそもDVDを買うつもりがない。従って、無料のMVはあろうがなかろうがこの人たちの売り上げには関係がない。
逆に、そもそもDVDを買うような熱心なファンであれば、ネットで自分がMV全編を見ても、あるいはファンじゃない人が見ても、購買に影響しない。
つまり、無料でMVを全編を流しても、流さなくてもCDの売り上げ(レンタル)やDVDの売り上げ(セル)には影響がないのだ。しかも熱心なファンなら他のファンが無料で見ようが気にしない。
よって、通常のミュージシャンの曲では、MVを流す(ロングバージョンとかショートバージョンの区別があるケースもあるが)ことで多くの人に知ってもらうが有益と判断して、MV全編を放映するのだ。
ここで、問題はDVDを買おうかどうか迷っている人の購買行動だ。そういう人たちには、この星野源のMVを見ることで、全てをみたいとそそられる可能性がある。
従って全部を見せないことで、DVD購入予備軍に働きかけることができる。
DVDを購入する人とMVだけをネットで見る人とを平等にしようという美しい言い方と違って、結局はDVD購買予備軍への有効なマーケティングになっている。
ほんと、この人はうまい、な。
NASA写真、海の植物プランクトン群
NASA写真、海の植物プランクトン群
www.nasa.gov http://www.nasa.gov/image-feature/spring-color-in-the-north-sea
雲のように広がった海の植物プランクトンを上空からの写したもの。NASAによる。
すごい、自然は。
人工的に作られた都会という場所にいると自然の力を忘れてしまう。
植物プランクトンなので、もちろん、CO2を吸収するとのこと。
NASAの投稿画像 tangled up in blue
NASAからの自動投稿画像
http://www.nasa.gov/image-feature/tangled-up-in-blue
太陽の画像。紫外線撮影。
磁力が捻れている箇所、とのことなんだが、意味はよくわからない(^_^;)、、、が、きれい。