DはデジタルのD

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Facebook is not for community, Dr Watson

Facebook is not for community, Dr Watson

かの、シャーロック先生も言っている・・

FB is not “community”, but “social”party", Dr Watson.
Facebookはコミュニティじゃないんだ、ワトソン君。パーティー、パーティー、社交界なんだよ。”
ーーーーーーーーーー コンナ・ドイル「顔写真アルバムのなぞ」

結局は、Facebookは社交の場であって、コミュニティーやディスカッションの場ではない、ということなのだ。

(ということなどとっとと、みんな分かっているのだろうが、ようやく腑に落ちた、というか大きな勘違いをしていたことに気づいたので書いてみた)

Facebookとはなんなのか?
SNSである。そのまんま・・?

いえ、問題は「SNS」とはなにかということなのだ。
Social Network System。つまりソーシャルなネットワークのシステム。

これもそのまんまだが、さらに問題は「ソーシャルネットワーク」なのだ。

いきなりだが、「社交界」の英語を辞書で引いてみると、"social circle"。

サークルというところがいかにも、閉鎖的なイメージを抱かせるが、限られたメンバーで会を催し、「この人は私の姪の夫でして、、」などと上流社会の参加者が紹介しあって友人を増やしていく・・映画などでよく見るあれだ。

Facebookハーバード大学のディナーパーティのようなところから発展したのもこうした伝統を引き継いでいる、のだろう。
(ハーバードから始まったなど、いかにもスノッブな大学内交流の雰囲気があるではないか。。)

ここから進めると、Facebookは本来の社交界の閉鎖性を取りはらって、コンピュータシステムで簡単に参加できる社交ネットワークサービスを作った、ということになる。

なので、Facebookもそうした機能を持っている。

  1. 人脈形成 social party
  2. 継続している人脈 Keep in touch
  3. この人、いつでもアクセス可能 I’m alive

これは次のように実装されている

  1. が友達リクエスト。「こんちは、あの人の友達なのよ」、といった感じ。ともだちの紹介があることが望ましい。
  2. がプロフィール。個人のプロフィール(個人ページ)が読め、なんとでも連絡がつけられる。メッセージなどでいつも連絡を取り合っていると望ましい
  3. がウォール(今はそう呼ばないが)。壁に向かって叫んだり(笑)、画を描いていればコイツは生きてる、と伝わる

しかしながら、昔の社交界のように核となる主催者、人物の紹介役がいるわけではない。
各人が勝手に紹介し合う、ともだちのともだち、という形で順繰りに友人関係が広がっていくのだ。

各人が紹介し合い友人を増やしていくのはやや弱みがある。主催者など核となるメンバーが紹介者となるのが、効率いい、はずだ。(椿姫のヴィオレッタのような主催者、人気者・・)

紹介してくれる人がいないときは、人脈形成に自分自ら強く積極的になる必要がある。Facebookに参加しているだけではダメだ。これは遠慮し合ってしまって、つい小さなグループに固まってしまいがちだからだ。

というわけで、こうした会Facebookは「皆が集まるお楽しみパーティー」であって、決して意見交換会や討論会ではない。
(話はいきなり結論になってしまう(^_^;))

”つまりだな、Facebookにディスカッション・インフラを期待するのは無理、ということだ。”
ーーーーーーーーーー コンナ・ドイル「顔写真アルバムのなぞ」(解決編)